MARS DAS Parka 2006 special [ダスパーカ・ダウン]
2006年製ダスパーカースペシャル
パタゴニアでは時折、スペシャル版としてカタログ外の色や旧スタイル製品を登場させることがある。
本製品はスペシャル版の一種のMARSの製品とされ、パタゴニアが米軍に提供したモデルといわれている。MarsのMはMilitaryである。
ダスパーカーの胸ポケットは通常製品では2005年から丸型になっているが、本製品は2006年製にもかかわらず、長方形となっている。
ダスは2005年に丸型ポケット、ツートンカラーになってからがくりと人気が落ちており、これは人気の角型ポケットを復活させたものである。
米国の一部での限定販売品であり、ウェブサイトでも当初よりS,Mは売り切れており手に入れることは困難な一品。
心なし一般のダスパーカーよりも重厚な感じがする。
ダスパーカーはめったにスペシャル版が出ないのでわりと貴重な一品といえよう。
なお、MARSダスパーカの後期バージョンは丸型の胸ポケットで貼り付けタグがないという特徴を持っている。
いずれも人気がある。
ダスパーカ 2003 black das parka [ダスパーカ・ダウン]
人気の四角ポケット時代のダスパーカ。
ダスパーカは2016年をもって廃盤となったが、2020年に復活を果たした。
2020年物はデザイン的には2016年の廃盤時のものと似ているが、値段が上がり(58,300円)、手が届かないレベルになった。
2003年版のこれは45,000円であった。もはや街で見ることがなくなって久しい四角ポケットのダスパーカ。
ダスパーカは少しゆったり着たほうがいいと思うので、大きいサイズもいくつか持っている。これは少し大きいので肩がやや落ちる。
ダスは軽くて暖かい。ガイドパーカー、フィッツロイダウン、またはダブルダウンのほうが温かいと思うが、こちらのほうが軽いので極寒以外の状況であればこれで足りると思う。
いくつも持ってはいるが、あまり着用しないのが私のダスへの対応であったが、久しぶりにそろそろ着てみてもいいと思う。
もっとも、2005年以降の丸い胸ポケット、ツートンカラーのダスはかっこいいと思えず、どうにも好きになれず、着用することはないであろう。もっているには持っているが。
DAS parka gecko green 2002 [ダスパーカ・ダウン]
人気の2002年製 gecko
2002ゲッコーは2000アシッドほどではないが、そこそこ人気は高い。遠目の写真で見ると両者の区別が難しいことがあるので、ウェブで購入する際にはどちらなのかを十分に確認をする必要がある。
ちなみに同じことは01ポップオレンジと97フェニックスレッドとの間でも起こりうる。ポップオレンジとフェニックスレッドでは天と地ほどの価値の違いがあるので注意されたい。
ゲッコーはすでにパタゴニアが2000年前後に大人気を博した後に製造された製品であるため、プレミアムを狙った業者が溜め買いをしており、いまだに新品の製品がオークションサイトに登場したりする。胸のpatagoniaの貼り付けタグの「p」が大文字になっているできの悪い中国製の偽物がある。
状態がいい製品だと6~7万円の値がつくこともあるが、割と安い値段(15,000円くらい)で手に入れられる場合もある。
2002年からのダスは裾のパイピングがなくなるなどの若干のマイナーチェンジを経ているのでオールドパタゴニアファンからすると少々残念に思ったものだが,マイナーチェンジからそろそろ20年近くが経つのでそういう感覚ももう時効かもしれない。