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パタゴニアの神対応 [全 般]

私は新型トレントシェルは気に入っていないので、本ブログの記事のために買ってみた1つしか持っていない。

2011年春製バリブルーである。

 そして完全にお蔵入りとなっており、ここ数年ほとんど袖を通していなかった。 それどころか、買ってからせいぜい5~10回くらいしか袖を通していない。それも、もちろん街着としての使用のみ。

したがって、ぴかぴかの新品同様(のはず)であった。

しかし、先日、クローゼットの中でふと目に止まったので、久々に羽織ってみるかと思って手に取ったところ、びっくり。


IMG_8794.JPG


ハンガーがあたる部分のインナーコーティングが剥がれていた。剥げは主に写真に撮った右肩。しかし、左肩の方も右側部分と同じハンガーがあたる部位に3本ほど切れ目が入っていて触れば簡単にはげる感じ。

ハンガーが擦れて劣化したのである。


あまりにももろい。

もっとも、3桁を数えるジャケットを有する自分にとっては1つの比較的気に入っていないジャケットが、よそ行きとしては使えなくなっただけ。

あきらめて、ブログでトレントシェルをこき下ろすかなと思っていた。

しかし、しばらく時間が経ったあるとき、ふと、「このもろさは果たしてパタゴニアクオリティを満たしているのだろうか」、などと思って、近くの直営店に相談してみることにした。

まあ、さすがに5年も前の製品だから無理かな、とだめもとの気持ちでいつつ、「交換してくれたらいいな~」と思っていた。

そして、事情を話すと、対応した店員は、傷の部位やほとんど使用していない製品の状態であることを確認した上で、「ハンガーにかけておいただけですか。これは早すぎますね。申し訳ありません。」と言い、あっさりと、同等品への交換を提案してくれた。こちらからは交換の「こ」の字も出していない。

「おおっ」

あまり好きでない言葉だが、あえて使いたい。これがパタゴニアの「神対応」といわれるものである。

 いやしくもパタゴニアが世に出した製品である以上、長持ちするものでなければならない。経年の「使用」により剥離などの劣化が生じるのは仕方がないが、そうでない劣化はやはりパタゴニアクオリティを満たしていないという判断であろう。 patagonia のプライドと言ってもいいものかもしれない。

交換可能との事なので、トレントシェルとは違う製品にすることも考えたが(差額金の支払いによりそれが可能なことはほかの人のブログで読んでいたので知っていた)、差額金を支払うのもちょっとと思ったし、なにより、「トレントシェルの不良品である以上、トレントシェルを受け取るべき」という気持ちもあったので、トレントシェルの中でなかなかいいと思った緑を選んで帰ってきた。

IMG_8803.JPG


4年分新しくなりました。

パタゴニア、ありがとう。
















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