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最も高いパタゴニアジャケットは何か part.2 [年度別最高値製品]

今回は年度別で最も高いジャケットを見て行きたい。

まず、オールドパタゴニア時代

   1989年 ナイトロジャケット 49,000円
   1990年 ナイトロジャケット 55,000円
   1991年 ストームジャケット 52,500円
   1992年 ナイトロジャケット 49,000円

このあたりまでは、ナイトロ全盛期である(もしかすると1991年もナイトロか。存在を確認できず。)。
ナイトロ=高い、という印象を持っていたことを思い出す。
もっとも、このように一世を風靡したナイトロだが、現在、オークション等中古市場では全くといっていいほど人気がない。古いものなので程度が悪いものがほとんどで、裏地コーディングが剥離してペラペラになっているのが多いと思われる。デザイン的にも魅力を感じない。
なお、1992年はガイドパーカーが47,000円とナイトロに肉薄し、他方、ストームジャケットは39500円に落ち込んでいる。年度ごとに変化するのが面白い。

そして、次からはマニア垂涎の人気ジャケットが次々に登場する時代となる。

   1993年 スーパーアルパイン 57,000円
   1994年 スーパーアルパイン 52,000円
   1995年 スーパーアルパイン 43,000円

スーパーアルパインの3連覇である。 あの縦横に格子状に走るアラミド繊維模様にはみんなやられた(魅惑された)。どうしても欲しいジャケットの1つといえる。
ナイトロとうって変わって、今でも大人気であり、オークションでも安く手に入れることは困難。

そして、スーパーアルパインの人気をそのまま引き継いだのがトーレジャケット。

   1996年 トーレジャケット 46,000円
   1997年 トーレジャケット 52,000円
   1998年 トーレジャケット 57,000円
   1999年 トーレジャケット 59,000円 ←スーパーアルパイン越え
 
   
トーレジャケット4連覇。
トーレは本当に格好いい。これもどうしても欲しいジャケットの1つといえる。
スーパーアルパインでもそうだけど、トーレは黒がレアである。今では意外に思えるけど、これらのジャケットが売られていた当時は、パタゴニアといえば「マンゴー」とか、「フレンチレッド」とか、カラフルなのが多く、地味な黒は単年製造だったりしたものだ。
当時から これらのジャケットは色を問わず、S,Mは出遅れるとすでになくなっていることが多かった。

次は、アイスナインに続くのですが、長くなったのでpart3へ続きます。

super alpine 1994.jpg

1994年スーパーアルパイン、マンゴー













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最も高いパタゴニアジャケットは何か part.1 [年度別最高値製品]

プレミアム価格でいえば、
93年、94年のダスパーカー,ブライトパープル
が2位に2~3倍もの圧倒的な差をつけての圧勝であるが、この点は追って触れる
今回の主題は定価が高いものである。

2007年の新商品をWebをみて、思わず自分の目を疑った。
Primo Down jacket 89250円とあったからだ。

長い歴史のあるパタゴニアであるが、つなぎを除いたジャケットとしての価格で見た時、最も価格の高い商品は2001年、2002年製造のIce Nine jacket (72,000円)
であり、同ジャケットは、その後、数年間、記録を破られることなく歴代最高価格商品としての地位を確固たるものとしてきた。
その記録が大幅に破られたのを確認した瞬間であった。
プリモダウンは紙カタログでいうと、2007年Heart of Winterで初登場している。

このプリモダウン、恐ろしい優れものらしく、パタゴニアの店員は、「マイナス30度まで対応できる。Tシャツで大丈夫」と言っていた。
コレクターとしては一着は欲しいのだが、なかなか手が届かない。

part2では年度別の最高価格商品を見ていきます。
24186995_o2.jpg

2010 Bali blue 人気色



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