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2011年秋冬物発表 [新製品発表]

new super alpine b1.jpg

スーパーアルパイン2011、マンゴー(パタゴニアウェブサイトより)




早くも2011年秋冬製品のラインナップがパタゴニアウェブサイトに登場した。

注目は1990年代の名品が復活したことだろう。スーパーアルパイン、スーパープルマ、トリオレットといった青春時代を駆け抜けた懐かい名前が頭の中での当時の記憶とともによみがえった。

う~む。

何も3つもいっぺんに、それも3つともそれぞれの区別がつかないような似通ったデザインでもって復活させなくてもいいのではないかと思う。スーパープルマについては2005-2006に復活しているので「またか」との思いがある。トリオレットは相変わらず高性能ではあるがパッとしないデザインでユニークなDNAを感じる。


しかし、やはり思いはスーパーアルパインに向く。
「スーパーアルパイン」はパタゴニアにとって最も大事な名称の1つであるから、上の写真の様なさしたる特徴もない無気質なものには使わないで欲しかったと強く思う。
また、7万円代の値段は名前相応であるが、スーパーアルパインはあくまでもトップオブザラインであるべきであるから、すでに5年目で飽きが出たプリモダウンはこの際、廃番にしてほしかった。

このようにネガティブな気持ちがある反面、ホッとした部分がある。それは同じデザインによる「復刻」でなかったことだ。復刻はオリジナルの価値をおとしめると思う。このことはパタゴニア製品でもクラシックレトロカーディガンで実証済みだ。

伝説の製品は伝説のままの方がいいのだ。


またポジティブな面としては、往年の名品を知らない若いパタゴニアユーザーに、これらを知らしめ、「昔の製品はどんなものだったのだろうか」と興味をもってもらい、次世代の若いパタゴニアマニアを開拓するチャンスという気持ちがある。

辛口にいえば、最近のパタゴニア製品は高品質ではあるが、心に響くものがない。最近の製品しか知らない若い人にとってはパタゴニアが数あるアウトドアブランドの1つにすぎなくなっているのではないか、という不安がある。

90年代のパタゴニア製品は全く違った。圧倒的な魅力に心を打たれる特別な製品がたくさんあったのだ。 間違いなくパタゴニアは特別なブランドだった。

このあたりの感覚は当時のものの現物を見てもらい、袖を通してもらわないと分からないかもしれない。

そのチャンスになるならば、今般のスーパーアルパインの復活は福音といえよう。



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スーパープルマ。 
胸ポケットの角度が旧型を引き継いでいる。


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トリオレット。 
胸の縦ポケットが旧型を引き継いでいるといえなくもないが、最近のパタゴニア製品はこのポケットの配置をよくとっているので特別なスタイルではない。















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