2016年 秋冬物新製品 グレードⅦ登場 [新製品発表]
8月12日現在、まだ日本のウェブサイトには登場していないが、アメリカのサイトではとんでもない新製品が発表されている。
GRADEⅦ(グレード7) Down Parka
その価格はなんと、なんと、899ドルである!!。
2013年に鳴り物入りで発売されたあのエンカプシルダウンビレイパーカですら699ドル、2015年まで4年連続でアメリカでの最高価格製品となっているPowslayer も699ドルというなか、いきなり200ドルアップの899ドルである。
これはもう、パタゴニアは次元を越えた。2002年に度肝を抜いたあのアイスナインが460ドルであったことからしても別世界に突入した感がある。ほぼ倍となってしまった。
説明文によれば、地球上の最も厳しい地で「生き抜く」のではなく、「栄える」ための製品とのことである。
800フィルパワーグースダウンを使用。フィッツロイダウンと同様である。
エンカプシルダウンビレイパーカは1000フィルパワーだったので、それよりも落ちている(なお、エンカプシルダウンビレイパーカーも800フィルパワーのものにエンカプシル加工を加えて1000フィルパワーにしたものではあった。)。
重量は674グラム。フィッツロイダウンは544グラムであるから、それより重い。エンカプシルダウンビレイパーカは518グラム。
どうしてこれほど高いのか、理解に苦しむ。
なお、パタゴニアに詳しい人は「GradeⅦ」と聞いて、「あれ?」と思った人もいるかもしれない。
実はパタゴニアは2004年に「GradeⅥ(グレード6)」という製品を出している。当時の米国価格は299ドル。
しかし、Ⅵはインサレーションの入ったビレイパーカではなく、アルパインクライミング用の薄手のジャケットであった。重量は298グラム。現行ラインでいえば、M10あたりに相当する製品であった。
不人気のため、単年製造に終わった。
ぜんぜん違う製品であるのに、12年も経ってから、その後継のような名称を、歴史的と言っていい特別製品につけるあたりの感覚も面白い。
どう評価されるか、グレード7、日本価格は10万越えとなるだろうか、楽しみである。
あまりに地味ではあるが、その他に少し、2016年の新製品が登場しているようだ(これはもう日本のサイトにも登場している)。
めぼしい物としては「windsweep」という名称のいくつかの製品の登場である。
なお、「sweep」 とは「一掃する」という意。メジャーリーグで4連戦4連勝を sweep と言ったりしている。日本では3タテなどといっているが。
基本形はこれ。
ウィンドスウィープジャケット 35,640円
街やバックカントリーで悪天候に対するプロテクションを提供する、順応性に優れた多用途型の快適なジャケットとのこと。2層構造のH2no製品。
際立った特徴は見当たらない。
帽子は着脱不可のようである。
これはウィンドスウィープダウンフーディー 49,680円
ジャケットにダウンインサレーションをプラスした製品。
「都会的なデザイン」と称されているが、最近のパタゴニアはほとんどこのデザインとなっており、その意図するところは不明。レギュラーフィットであり、スリムに着られるわけでもない。
帽子は着脱不可なのでスーツにも不向きであろう。
特段特徴のない製品。
最後に、ウィンドスウィープ3-in-1 ジャケット 51,840円
ポリエステルの取り外し可能なインサレーションがついている製品。最近はやりの3-in1。
内側のインサレーションの縫い方が斜めになっていて何となく女性的。
ダウンでもないこのインサレーションだけで着る気になるか疑問である。
ちょっと高くてもトレス3-in-1の方がいいと思う。
さて、次は久しぶりの再登場、ナノストームジャケットである。
stretch nano storm jkt 61,560円と高い。
2012年以来4シーズンぶりの復活。4年前は44,100円だったのでずいぶん値段が高くなっている。
2層構造のH2no製品にしては高いなあ、という印象。
なお、ストレッチ名称を冠しての復活。最近またストレッチ名称の製品がちらほら出始めているようだ。ストレッチレインシャドー等。
デザインは胸の縦ポケットの斜めの付き方がプリモダウンそっくり。
オークションなどで写真を見てプリモダウンだと思って買ったらナノストームだったなんて事にならないようにしたい。
これもフードは着脱不可のようだ。2016年からは帽子が取れないものが増えるのだろうか。
ナノストームはさほどインサレーションが厚くないので581グラムと軽い。
最後は、これも再登場製品であるが、トレントシェルパーカ。 31,860円
トレントシェル製品のパーカとしては5年ぶりの登場。当時は19,950円だったのでこれもずいぶん高くなっての再登場となっている。2.5層構造のH2no製品。
ちなみに、パーカとはパタゴニアではジャケットよりも丈の長い製品のことをいう。
上二つ、した二つの四角いポケットの配置っぷりがサンダークラウド(68,040円)に少し似ている。間違えないようにしたい。
これも帽子は取れない。
まあ、とりあえずはこんなところ。
また、五月雨式に新製品が登場することと思われる。
それにしてもGradeⅦ、すごすぎる。
GRADEⅦ(グレード7) Down Parka
その価格はなんと、なんと、899ドルである!!。
2013年に鳴り物入りで発売されたあのエンカプシルダウンビレイパーカですら699ドル、2015年まで4年連続でアメリカでの最高価格製品となっているPowslayer も699ドルというなか、いきなり200ドルアップの899ドルである。
これはもう、パタゴニアは次元を越えた。2002年に度肝を抜いたあのアイスナインが460ドルであったことからしても別世界に突入した感がある。ほぼ倍となってしまった。
説明文によれば、地球上の最も厳しい地で「生き抜く」のではなく、「栄える」ための製品とのことである。
800フィルパワーグースダウンを使用。フィッツロイダウンと同様である。
エンカプシルダウンビレイパーカは1000フィルパワーだったので、それよりも落ちている(なお、エンカプシルダウンビレイパーカーも800フィルパワーのものにエンカプシル加工を加えて1000フィルパワーにしたものではあった。)。
重量は674グラム。フィッツロイダウンは544グラムであるから、それより重い。エンカプシルダウンビレイパーカは518グラム。
どうしてこれほど高いのか、理解に苦しむ。
なお、パタゴニアに詳しい人は「GradeⅦ」と聞いて、「あれ?」と思った人もいるかもしれない。
実はパタゴニアは2004年に「GradeⅥ(グレード6)」という製品を出している。当時の米国価格は299ドル。
しかし、Ⅵはインサレーションの入ったビレイパーカではなく、アルパインクライミング用の薄手のジャケットであった。重量は298グラム。現行ラインでいえば、M10あたりに相当する製品であった。
不人気のため、単年製造に終わった。
ぜんぜん違う製品であるのに、12年も経ってから、その後継のような名称を、歴史的と言っていい特別製品につけるあたりの感覚も面白い。
どう評価されるか、グレード7、日本価格は10万越えとなるだろうか、楽しみである。
あまりに地味ではあるが、その他に少し、2016年の新製品が登場しているようだ(これはもう日本のサイトにも登場している)。
めぼしい物としては「windsweep」という名称のいくつかの製品の登場である。
なお、「sweep」 とは「一掃する」という意。メジャーリーグで4連戦4連勝を sweep と言ったりしている。日本では3タテなどといっているが。
基本形はこれ。
ウィンドスウィープジャケット 35,640円
街やバックカントリーで悪天候に対するプロテクションを提供する、順応性に優れた多用途型の快適なジャケットとのこと。2層構造のH2no製品。
際立った特徴は見当たらない。
帽子は着脱不可のようである。
これはウィンドスウィープダウンフーディー 49,680円
ジャケットにダウンインサレーションをプラスした製品。
「都会的なデザイン」と称されているが、最近のパタゴニアはほとんどこのデザインとなっており、その意図するところは不明。レギュラーフィットであり、スリムに着られるわけでもない。
帽子は着脱不可なのでスーツにも不向きであろう。
特段特徴のない製品。
最後に、ウィンドスウィープ3-in-1 ジャケット 51,840円
ポリエステルの取り外し可能なインサレーションがついている製品。最近はやりの3-in1。
内側のインサレーションの縫い方が斜めになっていて何となく女性的。
ダウンでもないこのインサレーションだけで着る気になるか疑問である。
ちょっと高くてもトレス3-in-1の方がいいと思う。
さて、次は久しぶりの再登場、ナノストームジャケットである。
stretch nano storm jkt 61,560円と高い。
2012年以来4シーズンぶりの復活。4年前は44,100円だったのでずいぶん値段が高くなっている。
2層構造のH2no製品にしては高いなあ、という印象。
なお、ストレッチ名称を冠しての復活。最近またストレッチ名称の製品がちらほら出始めているようだ。ストレッチレインシャドー等。
デザインは胸の縦ポケットの斜めの付き方がプリモダウンそっくり。
オークションなどで写真を見てプリモダウンだと思って買ったらナノストームだったなんて事にならないようにしたい。
これもフードは着脱不可のようだ。2016年からは帽子が取れないものが増えるのだろうか。
ナノストームはさほどインサレーションが厚くないので581グラムと軽い。
最後は、これも再登場製品であるが、トレントシェルパーカ。 31,860円
トレントシェル製品のパーカとしては5年ぶりの登場。当時は19,950円だったのでこれもずいぶん高くなっての再登場となっている。2.5層構造のH2no製品。
ちなみに、パーカとはパタゴニアではジャケットよりも丈の長い製品のことをいう。
上二つ、した二つの四角いポケットの配置っぷりがサンダークラウド(68,040円)に少し似ている。間違えないようにしたい。
これも帽子は取れない。
まあ、とりあえずはこんなところ。
また、五月雨式に新製品が登場することと思われる。
それにしてもGradeⅦ、すごすぎる。