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トレントシェルとレインシャドーの違いは? vol.2 [ハードシェル(00以降)]

vol.1はこちら
レインシャドーとトレントシェルの違いは?



 前回は機能面での違いにつき述べたので今回スタイルの違い等を見てみる。

 比較に用いたのは2006年春製レインシャドー(ocean blue)と2011年春製トレントシェル(bali blue)、いずれもメンズのSサイズ。

 
torrent shell rain shadow b.jpg
 
 左がトレントシェル、右がレインシャドー


 着丈はレインシャドーが77cm、トレントシェルが71cmくらい。
 身幅はレインシャドーが61cm、トレントシェルが54cmくらい。
 いずれもトレントシェルのほうが短く、着用感としてもトレントシェルのほうがぴっちりした感じがする。
 同じパタゴニアの製品なのにずいぶんと実測寸法が違うものだ。 
 ワンサイズ分くらいトレントシェルのほうが小さいイメージ。
 
 もっとも、腕の長さは同じくらいの感じである。


 下の写真は長袖Tシャツの上にトレントシェルを着てとったものだが、何となくちんまり、もっさりとした感じを与える。
 
torrentshel b3.jpg
 
 
 
 これはレインシャドー
rain shadow b2.jpg


 こっちのほうがいい。


 単にサイズが合う、合わないの問題か?


 しかし、私の印象でいえば、トレントシェルは着丈が短くちんまりした感じだし、裏地も白くて工夫がなく安っぽい。デザインもあまり考えられていない感じがして、全体的にちゃちなイメージである。
 他方、レインシャドーは裏地が淡い水色ではだけたときにきれいだし、控えめに柄もあったりして手が込んでいる。全体的にパタゴニアクオリティーを感じさせる一品といえる。
 一番違うのは、両者は生地の質感だ。トレントシェルはただのビニールのような感じなのに対し、レインシャドーはしっとりとして、つややか、しなやかな感じがする。実際にレインシャドーのほうが耐久性があり、破れにくいとされている。

 ちなみにトレントシェルは腕のH2NOマークが刺繍である。刺繍は水のしみこみを招きやすいためにパタゴニアは最近避けているのだが、レインシャドーの生地にはロゴシールがくっついたものの、トレントシェルにはうまく接着しなかったために、やむなく刺繍になったと聞いた。

 ロゴシールにも嫌われるトレントシェルの生地ということである。


 このように見ると、両者は似て非なるものということができ、1万円高くてもレインシャドーのほうがいいなあ、と感じる次第である。
 

 





















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