旧型スーパーアルパイン 1994年 フレンチレッド [ハードシェル(90年代)]
1994年製スーパーアルパイン フレンチレッド
1993年に登場した旧型スーパーアルパインは一時代を築いた。
パタゴニア日本支社が目白に登場したのが1989年。私の認識では当時はパタゴニアといえばシンチラであり、シェル類には(値段がとてつもなく高かったこともあり)目が行っていなかった。
そのため、しばらくの間、シェルの代表格ナイトロのことも知らなかった。間もなく、スキージャケットに適した最高峰製品として50,000円近くするナイトロジャケットを購入する輩がちらほら登場し始めそれを認知する。
その後、しばらくパタゴニアに飽き、ナイトロの存在も忘れたころに登場し、一世を風靡したのがこのスーパーアルパインである。
なんとその価格はナイトロをはるかに上回る57,000円。
パタゴニアの知名度がアップし、偽物が出始め、プロペラなどの原宿のセレクトショップで定価+αの価格で当たり前のように売られていたころだ。
94年には偽物防止のため、一時だけ、貼り付けタグのフィッツロイの山並が白くなっていないいわゆる「雪なしタグ」と呼ばれるタグが用いられたことがあった。
その前年にはダスブライトパープルとかグリセードの人気製品が登場した。
フレンチレッドは当時の定番の色。黒のラインナップがめったになかったころからの基本色である。
このアラミドの白格子はファンには絶対に欠かせない一品だ。
もう20年近く前の製品になるが、今でもその輝きはあせていない。
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