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旧型カグール cagoul 1992 [ハードシェル(90年代)]

cagoul b1.jpg

 1992年のプルオーバータイプの雨着である。

 プルオーバーだから頭から被るよりほかないのだが、裾が長いので頭を通過する距離が長く、着るのに一苦労いる。逆にいったん着こむと脱ぎにくい。

 昔のパタゴニアの雨着はみなそうだったのだが、裏地が工夫のないただの白である。裏地というのもはばかられるような単なるビニールの裏側というイメージ。いかにも蒸れそうな感じ。新型トレントシェルの裏地はこれに似ていて嫌な感じがするのであるが…。

 丈が膝まであるので、ロードレーサーなどの自転車には不向きである。むしろ乗れない。ママチャリならぎりぎり可能か。

 胴周り以下かなり余裕をもって作られているので、着て歩くのには十分である。しかし、珍妙なスタイルなので目立ってしまい心地が良くない。

 というわけで用途は極めて限定される。

 しかし、頭の先からくるぶし近くまで完全防水してくれるので、雨中に立ちっぱなしなどの場合には無類の強さを発揮する。これを具体的に言えば、雨天時に道路工事の誘導役のバイトをするときなどにぴったりということになる。

 もはや一般の人のお目にかかることもないだろう一品と思っていたが、2013年にレガシーコレクションの一つとして再登場を果たした。
 おそらくほとんど売れないと思うが、そういうものでも再登場させてみるパタゴニアはなかなか懐が深いところがあると思う次第である。



 











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コメント 1

ちびそら

丈が短くてもプルオーバーの雨具は脱ぎ着が煩わしいのに、これだけ長いとね~^^;
by ちびそら (2013-10-10 22:20) 

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