SSブログ

ダスパーカ ブライトパープル 1994 [ダスパーカ・ダウン]

 93,94年製ダスブライトパープルに関する記事は2つめ。
 1つ目は100万円で落札されたブライトパープル


 いろいろな分野にさまざまな「コレクター」がいると思うが、その道のものをどんどん集めていくと、その分野における「最高の一品」を自分が所持していない事実を認識し、次第にその欠損感が大きなものになっていく。 

 このことについては収集物のジャンルを問わず概ね共通しているのではないかと思う。

 そしてしばらくすると、その一品を所持していない自分は「コレクター」を自称するにはふさわしくないと思い始めたりする。そして、最後にはどうしても欲しくなって、可能な範囲で通常人の理解を超えた金額を積んでそれを手に入れたりする。

 私も然りだ。私は1990年ころからパタゴニアが好きであったが、オンタイムでたまたまこれを買っていたようなラッキーパーソンではない。

 このブログを見ている人には言うまでもなかろうが、その「最高の一品」はパタゴニアにおいては、
 93年製、94年製ダスパーカーブライトパープルである。


 なぜこれがその地位を占めるに至ったのか。

 90年代後半以降のパタゴニアブームの牽引役となったのがダスパーカーである。
 その大人気製品の初期型、と言えばまあ概ね納得なのかもしれないが、実は、1992年に最初期型が販売されている。
 92年製は歴代製品の中で唯一フードが取り外し可能となっており、その特徴は際立っている。そして、2色構成の1色はブライトパープルとなっている。にもかかわらず、92年製はそれほど人気がない(92年製の実物を中野マーチで見たことがあるが、もっさりしたスタイルで、つやもなく、魅力を感じない一品であった)。
 また、93,94年製ダスパーカーにはブライトパープルの他にコバルトがある。このコバルトも他の年度のダスパーカーに比べると結構人気が高いのだが、ブライトパープルの足元にも及ばない。

 やはりブライトパープルでなければだめなのだ。


 手に入れてみると感じるものがある。

 他のジャケット、パーカーとは異質な存在感がある。

 保護対象となっている希少動物がみせるような、ある種の気高さや品格を備えている。

 部屋に飾っておくだけでその部屋が高級な展示室のような雰囲気を醸し出す。

 中古市場にはほとんど顔を出すことはなく、実物を見るのがほとんど不可能な製品。
 パタゴニアに強い古着屋の店長は「個人が秘蔵しているのを除けばこれを持っている人は大体分かる」とまで言っていた。 

 一度手にしたら2度と手放せなくなる最高の一品。

 空前絶後の名品、それが93,94年製ダスパーカーブライトパープルである。


das b purple b2.jpg

94ダス ブライトパープル

 































nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ファッション

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。