レインシャドーとトレントシェルの違いは? [ハードシェル(00以降)]
レインシャドージャケット
トレントシェルとレインシャドーは両方ともインサレーションの施されていない2.5層構造の薄手のハードシェルジャケットということで共通している。
近時のパタゴニアジャケットではハイスペックなものにはロゴシールが、それほどテクニカルでないものには貼り付けタグが用いられているが、トレントシェル、レインシャドーにはいずれも貼り付けタグが用いられている点でも共通している。
両者とも普及型の廉価版ジャケットであるが、それでも1万円程度の価格差がある。
その価格の違いは何か。
いずれもパタゴニアのハードシェルであるから防水性は基本的には十分であり、外からの水が中にしみこむようなことはない。
その答えは主には透湿性のレベルの違いだ。身体からの汗を発散させることができるかどうかで快適さに違いが出る。レインシャドーはトレントシェルよりも透湿性が優れており、汗をとばしてくれる。トレントシェルはこの性能で劣り、身体が汗でぬれてしまいやすくなる。
また、レインシャドーには止水ジッパーが用いられているが、トレントシェルには用いられていない。このあたりのこだわりの違いが価格差に出ている。
せっかくパタゴニアを買うのならせめてレインシャドーレベル以上のものを買いたいと自分としては思っている。
なお、2000年前後の旧型トレントシェルはレインシャドーレベルのスペックをもつと考えられる。本記事で述べるトレントシェルは2009年以降の新型トレントシェルのことである。
トレントシェルトレインシャドーの違いは? vol.2はこちら
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