パタゴニアのアウトレットは激安なのか? [アウトレット]
パタゴニア ベイサイドアウトレット(パタゴニアホームページより)
日本には札幌南、大阪江坂、横浜ベイサイドと3店の独立のパタゴニアアウトレットストアがあるが(2011年6月開店のサーフ千葉はアウトレットを併設している。また2013年9月から2020年8月末まで目白ストアがアウトレット中心だった。2013年12月オープンの白馬もアウトレットを併設。2016年6月には東京サーフアウトレットがオープンした。また、2016年8月には大阪江坂がクローズし、翌9月にアウトレットを併設するサーフ大阪店がオープンした。横浜ベイサイドは知らないうちに消滅してした。2020年9月以降のアウトレット店は札幌南、サーフ東京、サーフ大阪、白馬の4店である)、私は3店とも(目白アウトレットも)行ったことがあるので、その傾向等につき自分の感じたところを述べてみようと思う。
まず、これらのストアでは前年、前々年のものや当該シーズンの売れ残り製品が格安で販売されている。
アウトレットでの格安販売だからといって、襟タグにはさみが入っているわけではなく、購入し、ひとたび値段のついた紙タグを取り外してしまえば通常製品との見分けはつかない。
なお、米国のpatagonia outletでは売れ残り製品にはさみが入れられていることがままある。
「格安」といってもアウトレットでの割引率は基本的に一律3割であり、半額になったりということは少なくともシェルに関していえばほとんどない。各店舗のシーズン終了時のセールと同じ割引率である。極めてまれに、スペシャルセールとして不人気シェルが半額になっていることもあるが、サイズがXSとXLしかなかったりしてS、M、Lはほとんどない。
そもそも一般にS,Mなどの小さいサイズはやや少なめである。特にSはないことが多い。LやXLが多い。
どの店舗も狭く、品揃えはよくない。やはり人気製品は玉数が少ない。一般的な人気が高いダウン製品類などはほとんど色やサイズがない。当然ながら、定価でさばけてしまい、アウトレットまで来ないためである。
色について言えば黒は少ない。紺など落ち着いた色もやや少ない。赤とかオレンジとか派手めな色が多い。
当該年度のモデルでも、黒は定価で一般店舗で売られ、色物のみがアウトレットで3割引で売られていたりする。
もっとも、アウトレットで割引で売っているのと同じ色を一般店舗で同時に定価で販売していることはさすがにないようだ。
シェルジャケットの黒のSやMがアウトレットにおいてあったら、その製品はかなり人気のないモデルと判断して差し支えなかろう。
欲しい製品の色が黒でサイズがS,Mだったら一般店舗で見つけ次第買ったほうがいいということになる。
時期としては、1月、2月は当年度の製品の売れ残りがまだ入ってこないので、品揃えが悪くほとんどL,XLしか置いていない。やむなく、「大きいサイズセール」などをやっていたりする。
3月のセールの後くらいが各店舗のセールで売れ残った品が届くので狙い目である。ちょうど今ころだ。
アウトレットストアには古いカタログが置いてあるので、レギュラーシーズンにもらい忘れたものがあったらもらってくるといい。ただし、目白店には新しいものしか置いていない。
簡単に主題についての結論をまとめると、パタゴニアアウトレットはあまり安くなく、品数、サイズも少ない、というのが私の見方である。一般店舗で定価、もしくはセールで買う方がいい。
なお、米国のpatagonia outlet は全然違うのでいずれ書いてみたいと思っている(こちら→patagonia outlet)
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